静岡家富士市でランニングフォーム改善なら
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脂質は体内で酸化を受け、1g当たり9Kcalのエネルギーを生じます。
糖質やたんぱく質が1g当たり4Kcalである点と比べると、脂質のエネルギー量は倍以上あります。
そのため、同じ量のエネルギーを得るのに食物の摂取量を減らせるため、胃への負担を軽減できます。
また、脂肪(トリアシルグリセロール)は貯蔵効果の高いエネルギー源でもあり、使われなかった分は皮下や腹腔内に蓄えられます。
一般に脂質と言えば、肥満や糖尿病、メタボリックシンドロームなどの要因として悪い印象があると思います。
しかし実際は、生命活動に欠かせない重要な役割を担っている栄養素です。
脂質×ビタミンB2
脂質だけでなく、糖質やたんぱく質など多くの栄養素の代謝に不可欠なビタミンです。
特に脂質の代謝には重要で、過酸化脂質の分解を促す作用があります。
他にも、抗酸化作用によって細胞の老化を防いだり、皮膚や粘膜を正常に維持する働きもあります。
脂質×パントテン酸
様々な食材に含まれている水溶性ビタミンで、体内で非常に多くの反応の補酵素として働いています。
特に、ビタミンB2とともに脂質の代謝に深く関わっています。
消化しやすいように酢と合わせて摂る
酢に含まれる酢酸は、胃壁を刺激して胃液分泌を促し、消化を助けてくれます。
脂質は消化スピードが遅いため、胃もたれや消化不良を招くことがあります。
そのため、脂質を含む料理には酢を使ったり、料理の前に酢の物などを食べたりすると消化が楽になります。
脂質は糖質と同じく、ランニング時のエネルギー源として重要なカギを握っています。
早いスピードで走るときは糖質が主要なエネルギー源になります。
一方、歩行やジョギングなどでゆっくり運動するときは、脂質を使う割合が多くなります。
前述のように、脂質は糖質の倍以上のエネルギー量があるため、効率の良いエネルギー源であると言えます。
※脂肪1kgのエネルギー源は、約7,000Kcalとされています。
脂肪は体内で、脂肪組織に中性脂肪として貯蔵されています。
体重を軽くしようと脂質を控えるランナーがいますが、これはエネルギー不足を引き起こすため危険な行為です。
最低限必要な脂質は確保しましょう。
脂質は胃での消化作用を抑制する作用があり、胃に滞留する時間が長くなります。
これによって、長時間空腹を感じさせません。
同じエネルギー量を摂取しても空腹感が違うのは、食品や料理に含まれている脂質の量が影響するためです。
カラダの炎症をコントロールし、全身の細胞をコントロールするためには、良質な脂肪酸の摂取が必要不可欠です。
毎日の食事の質をできる限り高めるには、次のポイントを抑えましょう。
飽和脂肪酸の過剰に繋がる油を控える
飽和脂肪酸は、動物性と植物性どちらの食品でも過剰摂取に繋がる危険性があります。
特徴
酸化されにくい・常温で固体のものが多い
主な飽和脂肪酸
ラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸・ステアリン酸
植物性
肉の脂身・ラード(豚脂)・ヘット(牛脂)・バター など
動物性
ココナッツ油・パーム油 など
特に注意が必要なのは植物性食品で、動物性油脂と同等、あるいはそれ以上の飽和脂肪酸が含まれています。
特に、パーム油は加工食品に利用されており、知らない間に過剰摂取に繋がる危険性があります。
飽和脂肪酸もカラダの炎症を増大させるため、これらの油の摂取には注意が必要です。
オレイン酸=オメガ9(n-9)系脂肪酸
特徴
常温で固体・一価不飽和脂肪酸
主なオメガ9(n-9)系の脂肪酸:オレイン酸・エイコセン酸
オメガ3やオメガ6と異なり、体内で合成できる脂肪酸です。
他の脂肪酸と異なり、食品からの摂取が必須ではないため、摂りすぎる心配が少ないとされています。
常温では液体で、高温でも変性しにくいため、オレイン酸の豊富な油は加熱調理に適しています。
オメガ9系脂肪酸の役割
血中の善玉コレステロール量はそのままで、悪玉コレステロール量だけを下げると言われています。
オメガ9系脂肪酸が含まれる油の代表はオリーブオイルで、近年では減量が品種改良されたべに花油・なたね油が流通しています。
油を選ぶときのポイント
・農薬の心配がないもの ・遺伝子組み換えでないもの ・遮光容器
・コールドプレス抽出のもの ・化学溶剤不使用のもの ・できるだけ小容器
特徴
多価不飽和脂肪酸・必須脂肪酸・常温で液体
主なオメガ6(n-6)系脂肪酸
リノール酸・アラキドン酸
現代人の食事ではオメガ6過多・オメガ3過少の傾向が強く、生体内でのバランスも大きく乱れています。
その要因は、オメガ6の中でもリノール酸を多く含む植物油です。
例:ゴマ油・コーン油・大豆油・綿実油・サラダ油など
市販されている油の大半が、高リノール酸油に該当します。
オメガ3の摂取量を増やすことは大切ですが、オメガ6の摂取量が増えていないかを見直すことも大切です。
オメガ3系脂肪酸
特徴
多価不飽和脂肪酸・必須脂肪酸・常温で液体
主なオメガ3(n-3)系脂肪酸
α−リノレン酸・EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)
痛みや炎症を抑える効果があり、オメガ3系脂肪酸が筋膜に蓄えられると、柔軟性が増して負荷耐性が強くなります。
代表的なオメガ3系脂肪酸はα−リノレン酸で、体内で生成できない必須脂肪酸の一つです。
α−リノレン酸は体内に入った後、代謝されてEPA・DHAとなります。
ランニングのパフォーマンスを上げるには、ミトコンドリアの活発化が大切です。
体内でエネルギーを産生するミトコンドリアが活発になることで、より多くのエネルギーが産生できます。
オメガ3系脂肪酸には、ミトコンドリアの機能を向上させることが報告されています。
また、オメガ3系脂肪酸には抗酸化作用があるため、
運動パフォーマンスを低下させる活性酸素の発生を抑制します。
そのため、長時間走るランナーは積極的に摂りたい脂肪酸です。
オメガ3とオメガ6には拮抗作用があります。
オメガ3は細胞膜を柔らかくするのに対して、オメガ6は細胞膜を硬くします。
現代人はオメガ6過多・オメガ3過少の傾向にあるため、細胞膜が硬く、細胞間での栄養素や老廃物のやり取りがスムーズにできていない可能性があります。
オメガ3はアレルギーを抑制し、オメガ6はアレルギーを促進します。
理想
オメガ3:オメガ6=1(3〜4g/日):1〜4
現実
オメガ3:オメガ6=1:10〜50
現代人は圧倒的にオメガ6の摂取量が多いため、オメガ3を積極的に摂取し、オメガ6を控えるようにするのが理想です。
ここで注意が必要なのは、オメガ3は加熱による酸化に弱い点です。
青魚で摂取するなら生食を、植物油は冷蔵保存して短期間で使い切るのが望ましいです。
トランス脂肪酸はオメガ3やオメガ6の働きを阻害し、細胞を蝕むとされています。
世界では規制が厳しくなっていますが、日本では食品表示さえ義務づけられていません。
そのため、日常生活に潜んでいる悪い脂質と言えるでしょう。
世界保健機構(WHO)では、1日当たりの摂取量を、摂取する総カロリーの1%未満にするよう提言し、いずれは世界からトランス脂肪酸を取り除くことを目標にしています。
・マーガリン ・ショートニング
「ファットスプレッド」 「加工油脂」 「植物油脂」
→コンビニスイーツ・パン・焼き菓子・スナック菓子など
購入するときには必ず表示を確認し、できる限り避けましょう!!
トランス脂肪酸には、大きく分けて生成される方法が2通りあります。
自然生成されるもの
牛や羊などの反芻(はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。
含まれる食品:牛肉・羊肉・牛乳・その他乳製品など
油脂の加工・精製によってできるもの
常飲では液体状の植物油や魚油から、半固体もしくは固体の油脂を製造する「水素添加」の途中で生成されます。
・水素添加によって製造される食品
→マーガリン・ファットスプレッド・ショートニングなど
・上記を原材料に使用した食品
→パン・ケーキ・ドーナツ・揚げ物など
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静岡県富士市長通9-1 201号
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